タブレットだけ・PC いらず
誰か一人の再生で、
みんなの楽譜がそろう。
ローカル Conductor は、仲間の PagePilot Viewer どうしを同じ曲・同じ位置へそろえるための同期機能です。
ここでは、オリジナルバンドの太郎、花子、和也、涼が、次のライブへ向けてセットリストを準備し、リハーサルで「みんなで同期」を使う流れで紹介します。
公開準備中の機能です
「みんなで同期」は開発中の新機能です。このページは、ローカル Conductor で目指している体験を先に紹介するものです。
自分の端末間でデータを引き継ぎたい場合
このページは、演奏中に仲間の楽譜を同じ曲・同じ位置へそろえる機能の説明です。自分の端末どうしでライブラリーやセットリストの編集を続けたい場合は、データの共有・引き継ぎ の「別の端末でも編集」をご覧ください。
準備編¶
次のライブに向けて、曲順を決める
太郎「次のリハーサルは、この曲順で試してみよう」
オリジナルバンドのリーダー、太郎は、次のライブに向けてリハーサルで演奏する曲を決めました。まずはコード譜、歌詞、PDF 楽譜、音源ファイルをそろえます。
PagePilot Viewer では、楽譜、音源、テンポ、譜めくりポイントを、セットリストの曲ごとにまとめて準備できます。
素材をタブレットへ持ち込む
太郎はコード譜と音源ファイルを用意し、クラウド ストレージ サービスや自分のパソコンからタブレットへコピーします。そのうえで、タブレット上のファイルを PagePilot Viewer に取り込みます。
ChordPro、Markdown、PDF、音源など、曲に必要な素材を Viewer に集めておくと、あとの練習が一気に楽になります。
セットリスト順に並べる
読み込んだコード譜や PDF 楽譜を、リハーサルで演奏する順番に並べます。公開サイト用キャプチャーでは、セットリスト名を Tarolian Live 2 にし、曲順は Be my baby again、No No No、Talk、Summer water、I feel sad、Talk、Party and party として撮影します。
曲順が決まっているほど、リハーサル当日の「次、どの曲だっけ?」が減ります。
曲ごとに音源とテンポを設定する
必要な曲には音源ファイルを紐づけ、BPM や拍子を設定します。メトロノームを使う曲なら、曲を開いた時点でテンポまでそろった状態にできます。
自宅練習でも、リハーサルでも、同じ曲情報を使えるのがポイントです。
聴きながら、ページを進める位置を決める
まず、自動ページめくりを何に合わせるか決めます。録音済みの音源に合わせるなら、音源を再生して実際の時刻を基準にします。メトロノームや楽譜上の小節・拍に合わせるなら、先に BPM と拍子を決めてメトロノームをオンにし、小節と拍を基準にしてページを進める位置を決めます。
この自動譜めくりの設定は、あとでローカル Conductor に接続した時にもそのまま生きます。
セットリスト アーカイブで配る
準備ができたら、太郎は「セットリスト アーカイブ」を書き出して、バンドメンバーに配布します。セットリスト、楽譜、音源、譜めくり設定など、リハーサルに必要なまとまりを渡せます。
共有される内容は、取り込む側の選択やデータ内容によって変わります。ここでは、バンドで同じ準備を始めるための流れとして紹介しています。
個人練習編¶
メンバーは自分の Viewer に取り込む
メンバーは、受け取ったセットリスト アーカイブを自分の PagePilot Viewer に取り込みます。太郎はコード譜、花子は PDF 楽譜、和也は横向きの楽譜、涼はスマートフォンの歌詞表示というように、各自に合った見方で準備できます。
同じセットリストを共有していても、画面の向きや見ている資料は同じである必要はありません。
リハーサルの日まで、いつもの練習をする
各メンバーは、自宅やスタジオでメトロノームや音源を鳴らしながら練習します。譜めくりポイントが入っていれば、演奏に合わせて自動でページが進むので、両手を楽器から離さずに済みます。
花子のように、PDF 楽譜へペンで書き込みながら個人練習する使い方にも向いています。
自分用のパート譜に差し替えてもいい
共有された楽譜をそのまま使っても、自分用のパート譜へ差し替えてもかまいません。ページめくりの場所も、自分の楽譜に合わせて調整できます。
ローカル Conductor があとで配るのは「ページ」ではなく「曲番号」と「曲内の経過時間」です。だから、見ている楽譜が違っていても同じ曲位置に乗れます。
リハーサル編¶
リハーサル スタジオに集合
いよいよリハーサルの日。4人はリハーサル スタジオに集まり、それぞれの譜面台に PagePilot Viewer を置きます。
太郎は縦向きのタブレットで ChordPro、和也は横向きのタブレットで楽譜、花子はドラム横のタブレットで PDF 楽譜、涼はスマートフォンで歌詞を見ます。
花子がローカル Conductor になる
花子「今日は私がクリックを聴くから、私の端末に合わせてね」
このバンドでは、ドラマーの花子がクリックを聴きながら叩きます。そこでセットリスト詳細の下部から「Conductor に接続」を開き、花子の PagePilot Viewer で「ローカル Conductor になる」を選びます。
ローカル Conductor は、一台の Viewer が親 Viewer となり、曲番号と曲内位置をほかの Viewer へ配信する機能です。
ほかのメンバーは花子の端末へ接続する
太郎、和也、涼は、それぞれの Viewer で「Conductor に接続」を開き、近くにある花子の端末を選びます。準備はこれだけです。
PC も DAW も、リハーサル スタジオへ持ち込む必要はありません。タブレットどうしで、同じ曲位置に追従できます。
全員の画面が、同じ時間軸で動く
花子はスタートボタンを押し、イヤフォンから聞こえるクリックに合わせてカウントを出します。花子の端末は、M3 - 1:23.456 のような「曲番号」と「曲内の経過時間」を周囲の Viewer へ配ります。
ローカル Conductor は、全員に同じページを強制する機能ではありません。受け取った各 Viewer は、自分の楽譜、自分のタイムラインキュー、自分の表示設定を使って表示するページを決めます。
曲変更も、途中開始もそろう
太郎「花子さん、M4 の 36 小節目あたりから!」
花子が曲を変えたら、メンバーの Viewer も同じ曲に追従します。途中から確認したいときも、花子がロケーターを動かしてスタートすれば、その曲内位置が周囲へ配られます。
「最初から通す」だけでなく、リハーサルでよくある部分練習にも向いています。
個人練習の準備が、そのままバンド練習に生きる
曲順、音源、テンポ、自動譜めくり、書き込み、自分用の楽譜。リハーサル前に各自が整えた情報を、バンド練習の同期にもそのまま使えます。
ローカル Conductor は、PagePilot Viewer の練習データを、バンド全体の時間軸へつなげるための入口です。
応用編: 同期音源を PA へ、クリックをドラマーへ¶
バックトラックを足したくなったら
ある日、太郎はライブに同期音源を加えたいと思い、バックトラックを作りました。これを PagePilot Viewer の音源として曲に紐づけます。
ここからは、ローカル Conductor による譜めくり同期に加えて、音の出し先を分ける応用編です。
4出力のオーディオインターフェースをつなぐ
タブレット対応の 4 出力オーディオインターフェースをつなぐと、PagePilot Viewer の A/B ミキサーで出力先を分けられます。
たとえば、ミキサー A を出力 1-2、ミキサー B を出力 3-4 に割り当てると、PA へ送る音とドラマーへ送る音を別々に作れます。
ミキサー A は PA へ
ミキサー A では、同期音源をフルの音量にし、メトロノームと MIDI 鍵盤の音量をゼロにします。出力先はオーディオインターフェースの 1-2 を選び、PA さんやスタジオのミキサーへ渡します。
客席やスタジオのスピーカーには、鳴らしたい同期音源だけが届きます。
ミキサー B はドラマーへ
ミキサー B では、メトロノームをフルの音量にし、音源や MIDI 鍵盤は必要な分だけ混ぜます。出力先は 3-4 を選び、ドラマーのイヤフォンへ送ります。
花子はクリックを聴きながらバンドを率い、必要なら同期音源も薄く確認できます。
同期ライブの小さな構成ができる
再生を始めると、花子はクリックを聴きながら演奏をリードし、PA には鳴らしたい同期音源が送られます。楽譜の自動譜めくり、ローカル Conductor の同期、A/B ミキサーの出力分けが、ひとつの流れになります。
詳しい配線とミキサー設定は、マルチ出力で簡易同期演奏システムを組むでも紹介しています。
ここだけ覚えておけば大丈夫¶
配るのは曲番号と曲内の経過時間¶
ローカル Conductor は、楽譜ファイルやページ番号を配るのではありません。各 Viewer は、自分の楽譜とページ設定を使って同じ時間軸に追従します。
いつもの練習データがそのまま使える¶
音源、テンポ、メトロノーム、譜めくりポイント、書き込み、自分用の楽譜。個人練習で整えたものを、リハーサルの同期にも持ち込めます。
PC も DAW もなくて始められる¶
時間の基準は、仲間の端末 1 台です。基本はタブレットでの利用を想定していますが、スマートフォンも一緒に利用でき、必要な BLE 機能に対応する機種ならローカル Conductor にもなれます。
必要になったら本番構成へ広げられる¶
同期音源や PA 送りが必要になったら、A/B ミキサーとマルチ出力のオーディオインターフェースで構成を広げられます。
画面ごとの操作説明は Viewer マニュアル へ。DAW 主導で進む本番に楽譜を追従させたい場合は、PagePilot Conductor 連携も用意しています。